BMW M240iクーペ(MT) オートブリッピングのすべて
2018/04/24
M240iクーペから搭載されている「オートブリッピング(自動ブリッピング)機能」。それはシフトダウンの際、自動的に回転数を上げてくれるもので、M4やM2にも搭載されている。M2では「スロットルブリッピング機能」と呼ばれている。
昔からMTに乗ってる方であればその機能は邪魔なだけで、MTの楽しみを奪われるのではという危惧すら覚えるだろう。 筆者は元々絶対MT派でS15シルビアやレガシィB4などのMT車に乗り、その後GJアテンザやBMW320iのブリッピング機能付AT車に乗っていたが、「やはりMTで両手両足でクルマを操りたい!」と、またMT車に戻ることにしたため契約直前に発覚した「オートブリッピング機能」については一時購入を見合わせるほどのインパクトがあった。
その節は こちら に質問をしたり、ディーラーさんに本国に問い合わせしてもらうなどたくさんの支援があり無事に契約をすることができた。
今回はそのオートブリッピングについて皆さんに全貌をお伝えしたく、3つのカメラを駆使して作成した動画をもとに解説させていただく。
●BMW M240iクーペ(MT) オートブリッピングのすべて
★オートブリッピングの解除方法
自動ブリッピングといえば日産フェアレディZ(Z34)の「シンクロレブコントロール付6速MT」であるが、あれは簡単に無効にできる。BMWの場合下記のように無効化できるのだが、
・M4クーペ:「スポーツ・プラス」モードで解除 ※DTCの状態
・M2クーペ:「DSCを完全オフ」で解除 ※DTCではなくDSCボタン長押し
・M240iクーペ:※M2と同じ
M4の「スポーツ・プラス」にするだけならまだしも毎回DSCを完全にオフにするのはすごく面倒だ。なによりDSCの完全オフは筆者のような素人には危険度が増すだけの無用なモード。
★「ヒールトゥ/シフトダウン」は回転が合ったところでシフトを吸い込ませる
【動画】ヒール&トゥの6つのポイント







上記のとおり。MT派の方なら、一度はやったことがあるであろう「クラッチを使わないシフトチェンジ」の延長でヒールトゥ/シフトダウンをすればよい。以降では上記の前提で解説をさせていただく。
★根っからのMT派には「オートブリッピング」に任せるのは至難のワザ(笑)
【動画の0:30から1:17の映像が対象】
元々MT派の方だとアクセルあおりたくなるだろう。この動画の撮影をするために(アクセルをあおらない)練習が必要だった。
★「オートブリッピング」有効でも自分でやれば邪魔されない
【動画の1:17から2:30の映像が対象】
今回最も報告したかったのはこれ。「オートブリッピング」有効な状態でも、自分でやれば邪魔されない。
どうやら、この機能はシフトゲートに入れた際に回転が足りない時だけ、回転を「足して」くれる。そう、前述した「ヒールトゥ/シフトダウンにてシフトは回転が合ったところで吸い込ませる」というMT操作をしていれば、邪魔されることはない。
★自分でやっても回転が足りず補正されるのは・・・
【動画の2:30から1:17の映像が対象】
このようにならないように運転したいところだ(笑)
★最後に
BMW320iMスポーツの購入から8ヶ月間足らずで買い換えることになったM240iクーペ(MT)。こちらでも記載したが「一切の妥協なく選んだクルマを所有する喜び」は計り知れない。このクルマを買うために行った調査や試乗車は数知れずだが、その価値があるクルマだと思う。現時点約900キロ走っても「知りたい」「試したい」と欲求が尽きることがない。
昨年末の契約直前にみんからで相談させていただいた方、悩みを聞いてくれた同僚QとMとN社のTさん、あといつもお世話になってるディーラーのMさん、本当にありがとうございました。
【動画】BMWのMT(マニュアル)操作を「7つのポイント」で攻略
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