RX-8の3つのスゴイところ

2017/02/26


★最強のパッケージング

・唯一無二の最後のロータリーエンジン
・NA(自然吸気)
・超高回転型(レブリミット9000)
・FR(フロントミッドシップ)
・全幅1770mm、全長4470mm、全高1340mm
・フル4シーター、4ドア
・吊り下げ式アクセルペダル
全長4500mm以下で、大人4人が乗れる居住空間(ホイールベース2700mm)を実現し、フロントミッドシップであのスタイリング!! こんな車はコンパクトなロータリーエンジンでなければ実現は不可能。
●RX-8 エンジン音 9000回転のロータリーサウンド


★最強のシフトフィール


レスポンスのよいNAエンジンと近年では希少となっている吊り下げ式アクセルペダルも起因していると思うが、ちょうど手のひらに収まるフィット感はいつまで握っていたくなる。
またシフトの重さはNDロードスターほど軽くなく、かといってフェアレディZ(Z34)ほど重くないため、テコの原理を使いシフトの付け根に力を加えるだけで「ストン、ストン」と節度感のあるシフト操作を味わえる。
余談であるが、筆者はよく「寝違え」るため、その対策として懸垂などの「筋トレ」をして首や背中を鍛えている。ところがRX-8の納車前後でインフルエンザが大流行したため、免疫力の邪魔にならぬよう一時筋トレを中断していたところ、運悪く納車日直前に「ぎっくり背中」になってしまった。
RX-8のシフトフィールはそんな歩くのもままならない状態でも手首だけで操作できる最高のシフトフィールだ。筆者がこれまでに試乗した中ではルノーメガーヌRSにちかい。
●RX-8 Type RSで1速→2速→3速→4速→シフトダウン(4-3速)→ヒール&トゥ(3-2速)


★理想的な前後重量バランスによるブレーキ性能と回頭性能

あまり知られてないが国土交通省がおこなったブレーキ性能試験において100kmからの停止距離が38.6mという記録は現在でも破られていない。(少なくとも2015年ごろまでは)
それは軽量コンパクトなロータリーエンジンによるRX-7同様の前後重量バランス(50:50)により、他の車にくらべて4輪すべてで制動しているからである。またフル4シーター、4ドアで重量1350キロにおさえているのも大きな要因。
同様にその回頭性は他のフル4シーターを置き去りにするレベル。同じくFRで前後重量バランスに優れるBMW 3シリーズ(2017年現行版)と比べてもその差は歴然。特に首都高C1のようなテクニカルな高速コーナーでは面白いように曲がる。
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