憧れナンバーワン!トヨタ・スープラSZに試乗(A80/NA/中後期)

2019/01/16


80スープラは街中で見かけて惚れ込んでしまった数少ない車である。 ワイドボディに対して引き締められたテールがなんともスパルタンで、大型リアウィングもそれを強調している。中古車屋でエンジンをかけて吹かしただけでシビレた車も80スープラだけだ。

80スープラはポルシェやフェラーリなどの非現実的な車を除けば、憧れの車ナンバーワンの車としてずっと君臨しているのだ。

しかし、いざ所有するとなるといくつもの大きなハードルが立ちはだかってきた。

・使い勝手が低くメインの車には不適切
・セカンドカーに不向きなワイドボディと大排気量
・球数が少なく値段も高い
・年式が古く盗難率も高いため車両保険に入れないケースが多い

GJアテンザを購入し、色々な葛藤と闘いながら「理想のMT車探し」の旅に出ているわけであるがRX-7やRX-8、エボ8、インテR、Z34などの名だたる車が墜落していく中、ついに80スープラに試乗することになった。

憧れナンバーワンの車が、もしもMT車として最高のフィーリングだったとしたらと考えると前日の夜は眠れなかった。

【動画】80スープラ エンジン音(NA、中後期)

★試乗インプレッション

・エクステリアと内装は言うことなし
・乗り降りは多少きついが許容範囲
・シフトの位置、ストロークも吸い込まれる感じも良い。試乗したNAはアイシン製の5速。ターボの6速ゲトラグ製は評判悪いらしい。
・クラッチは重すぎず軽すぎずストロークが短くてつながる位置も低くて最高。ショックも皆無でエンストする気配がなかった。
・ハンドルはRX-7くらい軽め
・どのギアからもスーッと車体が前に出て、乗り心地が良く気になる振動や異音がない。 この年式にしては信じられないくらいに快適。
・ロードノイズはBMWやアウディに比べればうるさいがソフトトップのNDロードスターや遮音材を削り取ったタイプRと比べると静かで大人のスポーツカーとして許容範囲。
・ギア比はそこそこ扱いやすかったRX-7とほぼ同じで1―2速が1.39、2―3速が0.62離れている。ちなみに RX-7は1.47、0.62。
・シフト、クラッチ、アクセル、エンジンレンポンスのバランスが良くヒールトゥやブリッピングがインテR並みにやり易い。
・ブレーキは重厚感があり踏んだら踏んだだけ効く。決してカックンブレーキではない。GJアテンザのブレーキのフィーリングに近い。
・エンジン音はまるでバイクのように「ドルン!ドルルン!!」と迫力があり。また、加速時には「ヒョォーー」という音も重なり、まさにコックピットの内装も相まってジェット機に乗っている感覚になる。
・コーナー立ち上がりの加速時に重さを感じて「遅っ!」となるが、それは自分がキッチリ回していないからでありNAのせいにしてはいけない。
・燃費は街乗りのスポーツ走行で5km/lで許容範囲
・前期は助手席エアバック無しでメーターが3連。8年式以降の中期、後期(1996/7〜)であれば5連になり内装もパっと見できれいになる。
・GF-JZA80(NA)はセゾンのおとなの自動車保険なら車両保険入れて7等級で6万。しかし初年度登録から15年以上経過していると車両保険がつけられない。

★総評

外装、内装、乗り心地、MT車としてのフィーリングのどれも最高レベル。管理人がオススメするNAなら総額100万以下で購入できるため、セカンドカーとして長く乗るのスタンスであればベストな車だと思う。 また80スープラは故障が少なくエンジンも頑丈なため気に入れば永遠のパートナーになるであろう。

★その他の特徴を写真付きで紹介









































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