BMWローンチコントロールのやり方(420iグランクーペMスポーツ)

2017/10/21


クルマ好きであれば一度は聞いたことがあるであろう「ローンチコントロール」。それはひと言でいうならば、停止状態から最も速く発進できる機能であり、搭載されているクルマはいわゆるスーパーカーやピュアスポーツカーだけだと思う人が大半であろう。
そのローンチコントロールが2014年以降のBMWの「Mスポーツ(8AT)」の各車に標準装備された。そう、筆者が所有していたF30(320iMスポーツ)にも標準装備されていたのである。
今回はそのF30と同じエンジンと動力性能をほこる「同僚M」の420iグランクーペにて試した方法や動画を送りたいと思う。
●BMWローンチコントロールのやり方(420iグランクーペMスポーツ)

★事前準備

・とにもかくにも10キロ以上かつ10分以上走る
・↓に記載してある「やり方」を暗記しておく。なぜならばせっかく10キロ10分走ってもPに入れてチンタラ手順を確認しているとローンチコントロールが作動する条件から外れてしまうからである。
・通常の運転の中で「キックダウンスイッチ」まで踏み込んでその感覚を覚えておく。ある程度の高速域でかつ4-8速で踏み込めば安全に試せる。

★やり方

・追突される可能性がなく、左右の幅が広く、長いストレートで停車させる。
・ステアリングをまっすぐにする
・下記の用語やBMWのMスポーツ(8AT)の基本情報をおさらいする
・DPCを「スポーツ・プラス」
・↑もしくはDPCを「コンフォート」にして横滑り防止機能(DSC)をOFFにする(DTCの状態)
・ATセレクターを左に倒して「シフトSモード」にする ※シフトチェンジして「シフトMモード」にしてはならない
・左足(ひだり)でブレーキを強く踏んでキープ
・右足(みぎ)でアクセルをキックダウンスイッチまで踏み込んでキープ
・メーターの右下におっきな「チェッカーフラッグ」が表示される
←こんなやつ。思ってたよりも4倍くらいでっかくてビックリする。
・↑から3秒以内にブレーキを離す
・184ps/29.6kgとは思えないほどシートに押し付けられながら急発進する
・(アクセル踏み込んだまま)1速レブリミットまで加速して2速に自動でシフトアップされ2速をそれなりにまわしたらアクセルをゆるめよう。公道ではそれ以上やり続けても捕まるだけ。

★注意点

・『事前準備』にも記載したとおり10キロ10分走ったあとに手順を確認するのではなく、『やり方』を事前に暗記しておいて「スタート地点」について安全の確認がとれたらすぐに実施すること。
・1度かましたあとは約5分間クーリング走行を行えばまたできるようになるらしい
・ローンチコントロールはエンジンやトランスミッションに負担がかかるため実施する度に車体内部に記録されるらしい
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