BMW M240iクーペの「パッケージング」はALPINA B3 Sリムジンから隔世遺伝していた

2017/05/05


その昔、「コンパクトFR」とよばれていたBMW3シリーズ。しかし現行6代目のF30では全幅180cm、ホイールベースは281cm。高級感や後席の居住性があがったのは良いものの、もはや「コンパクト」とはいいようがないボディサイズである。
M240iクーペは「コンパクトFR」と呼ぶにふさわしいパッケージングであるが、「M3クーペ(E46)」と「ALPINA B3 S(2004年)」のスペックがM240のそれに酷似しているのをご存知だろうか。
今回はその「M240iクーペ(MT)」と「ALPINA B3 Sリムジン(MT)」の徹底比較をレビューしたい。

●BMWエンジン音比較(「M240i」/「ALPINA B3 S」)


★30枚の写真とともに比較



M240のエンジン(B58B30A)は、2997ccの直6ターボ。最高出力は340ps、最大トルクは51.0kg。

B3Sのエンジンは、3346ccの直6NA。最高出力は315ps、最大トルクは36.9kg。

M240の全幅は1775mm、トレッド前は1510mm。

B3Sの全幅は1740mm、トレッド前は1470mm。

M240の全高は1410mm、B3Sは1395mm。

M240の全長は4470mm

B3Sの全長も4470mm(全く同じ)

M240のホイールベースは2690mmでB3Sは2725mm

M240のトレッド後は1535mm

B3Sのトレッド後は1480mm

M240の最小回転半径は5.1mでB3Sは4.9m

M240のトランクスポイラーはさり気ないが

B3Sのは鋭く張り出している

こうしてフロントを比較すると

M240のヘッドライトがつり上がっているのがよくわかる

現行のBMWの多くがヘッドライトとグリルがつながっているのに対しM240は

B3Sの形状や配置に近い

M240のフロントタイヤは225/40R18

B3Sのフロントタイヤは225/40ZR18

M240のリアタイヤは245/35R18

B3Sのリアタイヤは255/35ZR18

この角度で見るだけでも

左ハンドルのMTのほうがペダル配置に余裕がありそう

ハンドルやメーター類はさすがに

時代を感じさせる

シフトは見た目は随分違うが1速のさらに左がリバースという仕組みはBMWならではで特にお気に入り

またこのALPINAはB3最後のMTモデルでもある

通りすがりのパッと見のサイズ感は

ほぼ同じに見えるだろう

2台ともよくもまぁこのボディサイズで直6を収めたものだ。B3Sはボンネットとグリルが一体型になっている。

眠かったけどテンションMAXの撮影会であった
みんカラはこちら   YouTubeチャンネル

★カテゴリー