BMW 主力エンジン『B48B20A』は330e(PHEV)でも快音を響かせる
2018/03/18ハイブリッドカーといえば、相性の良いCVTと組み合わせるケースがほとんどであるが、このクルマは他のBMWのラインナップと同じ8AT。しかもエンジンは320iや420iと同じ「B48B20A」である。今回はそんな特異PHEVであるBMW 330e ruxury iPerformanceのレビューを送る。
★320iとの違いは?
いざ走ってみるとガソリンで走るかぎり、 320iとなんら変わらないフィーリングを味わえる。それでいて、EV走行時には「ヒーーン」というスームスな走りを堪能できる。
【動画】 B48B20A のエンジン音は必見
燃費はというと320i(ガソリン)と320d(ディーゼル)の中間の17.7km/lであるが車両価格は最も高額になっている。
★その他気になった点
・「非Mスポーツ」ではそうなのかもしれないが、DPCを「コンフォート」から「スポーツ」にすると明確にステアリングが重くなる。筆者が2016年まで所有していた
320i Mスポーツ(F30 2015/9-)では素の状態がすでに重めのセッティングだからなのか、DPC間での違いは「あっても」微量であった。
・ガソリンとモーターとのトータル最高出力が184ps+88psで252psとうたっているが、それを体感できるシーンは少ない。充電満タンで急発進するシーンのみだろうから、それを期待するならばいつでもトルクフルな加速を味わえるディーゼルを選択したほうがベター。
・色々試してみたが「シフトMモード」でスポーツ走行をしてエンブレ多用すると効率よく(?)充電された
★総評
このクルマはそのカタログの数値が示しているとおり、燃費を重視したものではない。320iの「プレミアムスポーツセダン」とハイブリッドカーの「近未来感」の2面性を味わうためのクルマといえる。
※自宅に充電設備が備わってるかたは除く
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