ヒール&トゥを「6つのポイント」で攻略 (BMW M240iクーペ)
2018/03/21前回の『BMW MT操作 7つのポイント』にてBMWだけにかぎらずMTの基本的なポイントを解説したが、今回はスポーツカー好きのMT乗りであれば必ずや挑むであろう「ヒール&トゥ」を「6つのポイント」と動画で解説したい。
【動画】ヒール&トゥの6つのポイント
★ヒール&トゥ6つのポイント
まずは一覧。
1、両手でステアリング握ったままブレーキ
2、ブレーキが効いてきたらシフトとクラッチを同時に準備
3、クラッチ
4、アクセル
5、次のギアの入り口に力を入れておく
6、ギアが吸い込まれる
次にそれぞれのポイントごとに動画を交えて解説
1、両手でステアリング握ったままブレーキ
・MT操作は「リズム」が大事。1つ1つの動作を面倒でも順番に着実に操作したほうがよい。例えばシフト操作をしないのに、常にシフトを握っていたりすると意識がシフト操作に傾いてしまい、シフト操作に余計な力が入ったりしてしまう。
・ヒール&トゥはMTドラテクの中では比較的ゆっくりやってもOK
・特に初心者はブレーキまではゆっくり踏力を一定にすることに注力しよう
【動画の0:24からの映像が対象】
2、ブレーキが効いてきたらシフトとクラッチを同時に準備
・ヒール&トゥの「キモ」はここからの一連の操作を順番に正確に、かつスピーディに行うコト。
・ブレーキングで車速と回転が落ち、踏力一定になってから次の動作に進む
・この時クラッチはカカトを底につけて、アソビ分だけ踏んでおく。
【動画の0:38からの映像が対象】
3、クラッチ
・この操作はほぼ無意識でできるように反復練習する
・何度もいうがリズムが大事なので必要なこの一瞬のみクラッチを切る
・操作を焦ってブレーキ初期段階からクラッチを切ってしまってはエンブレが効かずに本末転倒になる
【動画の0:43からの映像が対象】
4、アクセル
・ここではブレーキの踏み方も解説するがブレーキは普段から「やや右寄り」を親指の付け根で踏むようにする
・よって通常のブレーキとヒール&トゥのブレーキは踏み方は同じ ※サーキットなどでフルブレーキの場合はこのかぎりではない
・「ひねる」ような動作だと踏力が変動しがちになるため、ガニ股になるような動きで「足の右半分を右に倒す」イメージ。
【動画の0:50からの映像が対象】
5、次のギアの入り口に力を入れておく
・シフトダウンでもヒール&トゥでも力任せにシフトを操作せずに「回転が合ったところ」で勝手に吸い込まれるようにする
【動画の0:55からの映像が対象】
6、ギアが吸い込まれる
・この時シフトかかる力はほぼゼロ
・ここまでの流れを「音」で表現すると「グー・・シュパパパパ」となる。
・「グー」がブレーキ、「シュ」が準備、「パパパパ」がクラッチ→アクセル→次のギアへ力入れ→吸い込まれる。
【動画の1:01からの映像が対象】
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