納車から1年!BMW M240iクーペの「駆けぬける歓び」を振り返る

2018/04/07


脳死するほど待って手に入れた M240 。 本日(2018/4/7)にて納車からちょうど1年がたった。思えば2013年にS15シルビアから GJアテンザ に乗り換えて以来となる2ドアクーペのMT車である。それは一度「実用性重視のクルマ選び」に転換してからの「原点回帰」であり、「エモーショナルな決断」ができて大変満足している。今回はこの1年をそっと振り返る。

★BMW M2ではなくM240iを選択したのは失敗なのか?


M240を契約する直前の2016年10月、M2に待望のMT仕様が追加された。それはM240がM2に対して絶対的なアドバンテージを失ったコトを意味する。2台の価格差は約150万円であるが、その運動性能と「これ見よがしなエクステリア」、そしてサーキット走行を前提に設計/製造された「M」の称号からすればその価格差は無きに等しい。
また、M240のエクステリアをM2のように改善したければ、「ホイール」や「4本出しマフラー」、「エアロ」、「車高調」など・・軽く100万は吹っ飛ぶ。1つの結論としてM240よりも断然M2の見た目が好みならば迷わずM2を買うべし。だがクルマ選びというものはそんな単純な話ではない。個人の環境や感覚によるものではあるが下記の「M240を選んだ理由」を参考にしてもらいたい。

●M2ではなくM240を選んだ理由

・M2/3/4は「アルカンターラシート」が選べず、専用のレザーシートとなるため、元々レザーシートが苦手な筆者はこの時点でほぼ断念。ちなみにM3もM4もそれぞれ300キロほど乗車したことがあり、どちらも100キロほどで痛くて座っていられなくなってしまった。
・アクティブサウンドデザイン(ASD)がM2/3/4だと過剰なエンジン音を演出しており、これぞシルキーシックスとは言い難い電子的なエンジン音となってしまっている。ASDはM240でも搭載されているがこちらは軽微な演出にとどめられている。下記動画で比較していただきたい。

・ たかが全幅、されど全幅。M240の全幅は1775mm、M2のそれは1855mm。筆者生息地域の立体駐車場のほとんどがM2はお断りだ。そこに行かなければ良い話ではあるが、乗っているクルマのせいで行動範囲が狭められたりそれが原因で将来買い替えの理由になるのは避けたい。
・ FRの楽しみを奪うほどのオンザレール感。詳しくは こちら にて解説しているが、「Mモデル」に搭載されている「アクティブMディファレンシャル」の制御によってM2/3/4はタックインすら許されない。筆者は街乗りメインのためここまでの制御は不要であり、M240のように素直なFRの挙動を楽しみたい。
・スポーツ走行と乗り心地を両立する 「アダプティブMサスペンション」 。 M240にはこれが標準装備されている。

★これから始まる「駆けぬける歓び」


この一年、
・BMW M240iクーペ慣らし運転方法
・BMW M240iクーペ(MT) オートブリッピングのすべて
・BMW M240iクーペ エンジン音のすべて
・BMW M240iクーペ(MT) エクステリア改善計画 ※M3/M4と比較
・私がBMWアダプティブMサスペンションをダウンサスでローダウンしない理由
・加速度センサーで学ぶドライビングテクニック
・BMWのMT操作を「7つのポイント」で攻略(M240iクーペ)
・ヒール&トゥを「6つのポイント」で攻略 (BMW M240iクーペ)

というように、納車当初は「見た目」や「エンジン音」や「ギミック」の検証に時間がかかったが、ようやく純粋に走りを楽しめる技術とその気持ちが整った。

このタイミングで引き寄せられるかのように走りにいったのが「西伊豆スカイライン」。このコースは2年前に BMW 320iMスポーツ で走ったコースで、その時感じたパッケージングの重要性がM240の購入につながっている。

最後に、桜舞う西伊豆スカイラインとM240iクーペを!

修善寺ICから西伊豆スカイラインへ向かう途中に出没する素晴らしい撮影スポット






達磨山高原レストハウスに到着



ここからの眺めは必見


西伊豆スカイラインのスタート地点




そして・・・


「西天城高原牧場の家」付近のこの駐車場


筆者はこの駐車場が最もお気に入り(全国で)


牛の鳴き声と景色が良いクールダウンとなる
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