SUV徹底比較(国産車編)
2018/09/18今世界中で大ブームとなっているSUV。最近ついにアルファロメオからも「ステルヴィオ」が発売開始となったが、今回はそんなSUVの中でも特に熱い「ミドルサイズSUV(国産車)」の比較を「見晴らしの良さ/使い勝手/安全装備/動力性能」の観点で採点してそのランキングレビューしたい。なお、エクステリアや内装は好みによるため採点の対象外とさせていただいた。
★対象車種(-台)
・SUBARU XV2.0i-S
・SUZUKI エスクード 1.4ターボ
・ミドルサイズSUVの目安として全幅1900mm以内、全長4500mm以内、最低地上高180mm以上。
★評価指標
・最低地上高:200mm/3点、180mm/2点、170mm/1点。
・ドアシル高:460mm/3点、430mm/2点、400mm/1点。
・全高:1680mm/3点、1650mm/2点、1620mm/1点。
・パワーシート:8way以上&ランバーサポート&メモリー/3点、8way以上&メモリー/2点、8way以上/1点。
・トランスミッション
・パドルシフト/MTモード形式
・トランク容量:550L/3点、500L/2点、450L/1点。
・トランクスルー形式:4-2-4分割/3点、6-4分割&中央に貫通穴/2点、6-4分割/1点。
・自動ブレーキ:車両60km以下歩行者60km以下/3点、 歩行者検知無し/2点、ブレーキのみで補助のみ/1点
・アダプティブクルーズコントロール:全車速ストップ&ゴー/3点、全車速ブレーキまで/2点、低速で自動解除/1点。
・エンジン音/ふけ上がり
・悪路走破性:フルタイム4WD/3点、スタンバイ4WD/2点、悪路走破モード付FF/1点。
★SUBARU XV 2.0i-S EyeSight(4WD) ※2018/9時点
★総合得点:21点
・最低地上高:3点(200mm)
・ドアシル高:1点(410mm) ※雑な計測
・全高:0点(1595mm) ※ルーフレール装着者
・パワーシート:1点(8way)
・トランスミッション:1点 ※CVTとしては異次元のダイレクト感とMT感(MTモード時)を味わえるが、シフトダウンしてからの加速の際に「グニュ!」っと「CVT感」が顔を出してしまう。だが、3速減速からのシフトダウンには「ブオン!」とはいかないが「ブオーン!」としっかりと反応してくれる。保守的な味付けのトルコンATではシフトダウンしてくれないためCVTで1点というのはある意味最大級の評価。
・パドルシフト/MTモード形式:3点 ※パドルシフトを標準装備、質感もGood。
・トランク容量:0点(385L)
・トランクスルー形式:1点(6-4分割)
・自動ブレーキ:3点
・アダプティブクルーズコントロール:3点(全車速ストップ&ゴー)
・エンジン音/ふけ上がり:2点 ※エンジン音は充分にスポーティ。CVTチェーン特有のノイズは全く気にならない。
・悪路走破性:3点(フルタイム4WD) ※フォレスターにも搭載されているX-MODE付き
・写真はルーフレールレス車であるがこのクルマにはルーフレールがよく似合う
バックビューは先代XVよりもワイド&ローな印象に
非レザー(トリコット)に運転席&助手席パワーシートの設定は他に類を見ない
ステアリングはガッシリとしていて、欧州車に近いフィーリング。
・アドバンスドセーフティパッケージの左ミラーのカメラ映像をマルチファンクションモニターに映せるのはGood。
・このクラスの国産SUVでこのクルマよりもカッコイイクルマは当分出てこないだろうというデザイン。
・1.6と2.0ともに「静粛性」「乗り心地」ともにクラストップレベルで、安全装備もてんこ盛りで総額350万以下は格安といえる。最低5年は満足して乗れるだろう。
★SUZUKI 1.4ターボ(4WD) ※2018/8時点
★総合得点:18点
・最低地上高:2点(185mm)
・ドアシル高:2点(450mm) ※雑な計測
・全高:1点(1610mm)
・パワーシート:0点 ※オプション設定なし
・トランスミッション:1点 ※MTモードでも5500回転で自動シフトアップしてしまう。シフトダウンは反応が良いが、基本的に充分に車速を落さないとアラート音で怒られる。全体的にはバランスの取れた6AT。
・パドルシフト/MTモード形式:3点 ※パドルシフトを標準装備、質感もそこそこ。
・トランク容量:0点(375L)
・トランクスルー形式:1点(6-4分割)
・自動ブレーキ:2点(歩行者検知無し)
・アダプティブクルーズコントロール:1点(低速で自動解除) ※ACCの上限が100キロまで
・エンジン音/ふけ上がり:2点 ※エンジン音は迫力は薄いが充分にスポーティ
・悪路走破性:3点(フルタイム4WD) ※積極的に四駆モードとなるスポーツモードで荒れた路面を駆け抜けると楽しい
・見晴らしは全高のワリにはGood。
・ハンドルの手応えがしっかりあってGood。重すぎず軽すぎずでインフォメーションが多く楽しい。
・年に数回ちょっとしたアウトドアに出かける程度なら、充分なパッケージングと装備を備え、4WDで最小回転半径が5.2mという取り回しの良さとこのSUVテイストたっぷりのルックスで本体価格約260万円というのは破格。
・兄弟車のSX4 S-CROSSは現時点でACCやターボの設定がなく、サイドエアバッグ/カーテンエアバッグもつかないためやや見劣りする。輸入車のライバルSUVでは6個以上のエアバッグは常識となっているためSX-4 S-CROSSは対象外とさせていただく。
★サマリー
・SUBARU XV 2.0i-S(4WD):21点
・SUZUKI 1.4ターボ(4WD):18点
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