GJアテンザで男の血をたぎらせろ

2017/11/11


Z34を試乗して思ったことがある。それは車は血をたぎらせることができる数少ない趣味だということ。
GJアテンザセダンを初めて見た瞬間からその独特のフェイスと威圧感に見れば見るほど魅了された。 アルファード並みボディサイズ、ワゴンという選択肢、そして後続のアクセラ、デミオ、CX-3を気にすることもなく選択したのはGJアテンザセダンであった。

今思えばあの時、この車によって男の熱い血がたぎらせられていた。 購入後も42kgmという強大トルクとひきこまれるほどに深いソウルレッドのツヤに惚れ込んでいた。 しかし、その後のNDロードスターやS660やコペンや86(BRZ)の発売、 そしてシビックタイプRの発売決定などによるマニュアルスポーツカーの人気沸騰によりGJアテンザで血が騒ぐことがなくなっていった。

その原因と考えていたのがATであることだ。
ATにした理由は3つ、1つ目はオルガンペダルとレスポンスの悪いディーゼルの組み合わせによりヒールトゥやビリッピング時のやりにくさである。 加えてクラッチのストロークの長さとつながる位置が高すぎることでその前に乗っていたS15シルビアとのギャップもあってどうしてもフィーリングが合わなかった。
2つ目は当時はまだ珍しかったパドルシフトとSKYACTIVE-DRIVEのダイレクト感・驚速シフトチェンジ・トルコンATのスムーズさがF1好きのわたしにとても響いたこと。
そして3つ目は音響。ビジネスマンにとってヘッドホンやイヤホン以外で大きな音で音楽を楽しむ機会はあまりなく音響の良さは車選びにおいて重要なウエイトを占めている。 その音響関連のオプションであるBOSEがATでのみ設定可能であり、しかもそのBOSEにはこれまた当時は例がほとんどなかった 「アクティブエンジンサウンド」が備わっていたのだ。

この3つの理由からATの購入となったわけであるが、強大トルクに慣れてくると純粋にスポーツ走行を楽しみたくなる。 ところがブレーキングからのシフトダウン時に「フシュン」、 当時最大音量の83dbのマフラーに変えても「フシュン」……と期待している「ブオン!」にはほど遠いサウンド。 吸気系をいじっても音は大きくならなかった。
その不満と格闘すること2年、ついにMT車への想いを抑えられず主にMT車の試乗やレンタルを繰り返すようになった。

だが、さまざまなMT車に乗るようになると自分が理想とするペダルレイアウトは少なく、 MT車だから良いという概念は消え去っていった。そして「理想のMT車探し」として残すはあと数台というところで Z34に乗った。
ZはMT車としての評価は並みのレベルだ。しかし、どこから見ても最新スポーツカーで乗り込んでエンジンをかけてハンドルを握る……それだけで満足した。 特にアルカンターラ巻きのステアリングはシフト操作で左手を離すのがもったいないほどに良かった。
この感覚は古いMT車より NDロードスタールノーメガーヌRS の方が感じられる。またGJアテンザ購入時にも同じような満足感を得ていたことを思い出させてくれた。

そこへもってきて救世主の登場だ。 いわゆるキノコ型むき出しエアクリーナーの「TRUST GReddy Airinx B Type」である。
同じ悩みを持つ方にとっては涙モノのこの商品ならば、諦めていたアクセル踏めば「ボーーゥ」、ターボかければ「キュイィン」、シフトダウンで「ブオン!」の夢が叶う。

様々なスポーツカーに乗り、自分がどのポイントで満足するのかが分かってきた今ならばわかる。 今のGJアテンザにあと何を施せばZ34のように男の熱い血をたぎらせられる車になるのかが。

前置きがかなり長くなってしまったが、このページではGJアテンザで血をたぎらせる方法を紹介していこう。
具体的には、
▼ 乗り込む前
▼ ドアを開ける
▼ 座る
▼ ブレーキを踏む
▼ エンジンをかける
▼ ハンドブレーキを下げる
▼ シフトをドライブへ
▼ ハンドルを握る
▼ アクセルを踏む
▼ メーターを見る
▼ パドルシフトでシフトチェンジ

上記の順番で、車に乗る直前から走り出すまでの視線や触るものにレーシング要素を組み込んで徐々に血をたぎらせていけばよい。
▼ 乗り込む前に
トランクスポイラーやウィングを見せてそれが活かされるスピード域を意識させる。
J-unit アテンザ GJ#FP 前期 リアウイング

J-unit アテンザ GJ#FP 前期 リアウイング
価格:44,373円(税込、送料別)


▼ ドアを開ける
アルミペダルを目に飛び込ませて乗る前から踏む気にさせる

▼ 座る
助手席側の内装にちょいとレッドラインを見せる

▼ ブレーキを踏む
アルミペダル
▼ エンジンをかける
ここは純正のプッシュスタートでOK
▼ ハンドブレーキを下げる
オールレザー×赤ダブルステッチで赤を見せる

▼ シフトをドライブへ
レクサス IS-F用シフトノブで常にマニュアルモードに入れさせよう

▼ ハンドルを握る
KENSTYLE(ケンスタイル)のアルカンターラ(レッドステッチ)巻きで「ウホッ(^ ^)」とさせる

▼ アクセルを踏む
スポーツマフラー音で強大トルクを強調する

▼ メーターを見る
インテリアにカーボン柄を入れラグジュアリー路線ではないことを認識させる

▼ パドルシフトでシフトチェンジ
KENSTYLE(ケンスタイル)オリジナル ロングパドルシフトで積極的なシフトチェンジを促そう

……ここまでやってもMTではないことで血がたぎらない人は
KNIGHT SPORTS(ナイトスポーツ) SPORTS ROM 4BEAT-Dのコンビューターチューンをオススメする。
高回転域でのトルク落ちがなくなり、回転の上昇が早くなる。要はMTでは扱えないくらいの車にしてしまえばよいのだ。
MTの設定がないからと言って35 GT-RやレクサスIS-Fに満足しない人はいないだろう。

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