ルノーメガーヌ エステートGT220 試乗レポート

2018/11/27


最強スポーツカーというと0-100km/hや最高速などがすごいのかと想像されると思うが、ここでの「最強」とは、
・MTの操作性
・スポーティ感
・実用性
の3つのバランスである。

★MTの操作性

・クラッチのストロークとつながる位置はNDロードスターやインテR並みに最適。メガーヌRSよりは少し軽いが86やS660のように軽すぎることはない。またメガーヌRSよりもショックが少なくクラッチミートが楽でショックレスな運転が可能。
・ブレーキの初期制動やコントロール性およびアクセルレスポンスがよく、ペダルレイアウトとギア比も最適なのでヒールトゥがやりやすい。

★スポーティ感

・ハンドルの形状は2009年式の2代目Z4(ABA-LM25)のハンドルと同等レベルで良く、重すぎず軽すぎる違和感がない。
・エンジンはさすがルノースポールがてがけただけあって「いい音」を奏でるし、シフトダウンが楽しくなるほどのアクセルレスポンス。
・シートはホールド感がよく、レカロよりもソフトで長時間の運転も疲れない。

★実用性

・全幅180cm以下、、ではないが181cmと全長460cm以下で日本の道路事情にマッチ。
・ワゴンで荷物は乗るし、ホイールベース270cmで直進安定性が良くクルコン付きで長距離もOK。
・ハッチバックよりも断然後部座席の足元が広く、FRのようにドライブシャフトがないため5人しっかり乗れる。

★総評

ルノーメガーヌ エステートGT220は「超カッコイイ車」とはいえないが、近年のMTの絶滅化によるオルガンペダル化やダウンサイジングターボ化でフィーリングが合わない車が多くなった今、ヒールトゥなどが思いどおりに操作できる点で大変希少な車である。
またBMW3シリーズや三菱ランエボなどのセダン/ワゴンベースのクラッチのストロークは長くなりがちであるが、このメガーヌエステートGT220は他のスポーツカーと同様にショートストロークであるため、実用性もふまえると唯一無二な車だといえる。

昔スポーツカーに乗っていて、車は絶対MT派で、セカンドカーは無理という方にはBMWよりもオススメしたい車である。


最近のルノー顔が一番マッチしてると思う


サイドビュー


シルバーのルーフレールやリアディフューザーがアクセントになっていてGood








メガーヌ独特のリアのブリっと感が良い
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