BMW M4クーペはFRの楽しみを奪うほどの「オンザレール感」

2017/03/20


M240iクーペ(MT)の納車待ちも早3ヶ月が経ち、いよいよ日本上陸の日程が決まり納車日もみえてきた。2月上旬に生産を開始するまでは「まだかまだか」とネガティブが感情ばかりが高まってしまっていたが、無事に本国ドイツを出航してからは不思議と冷静に待っていられる。これも約90日間の航海を強いられる「次期相棒へのエール」と「航で海外へ行く」という筆者にとって未知な状況が「どうにもならない感」を増大させているからであろう。
そんな脳死状態の筆者をみかねたBMWディーラーさんのはからいでM4クーペ(コンペティションパック)の2度目の試乗をさせてもらうこととなった。今回はRX-8 タイプRSの軽量、前後重量バランスによる高い回頭性と比較した観点でM4クーペの試乗レビューをしたい。
●BMW M4クーペ(コンペティションパック)で首都高を走行する動画

★アクティブMディファレンシャルの制御はこれぞ「M」

・高速コーナーでアクセル踏んでも(もちろん)アンダーにならないばかりかオーバーにもならない。
・↑に続けて高速コーナーでアクセルオンからのアクセルオフでクルマをコーナー内側に向けようとすると「アクティブMディファレンシャル」が作動(※)してそれを許さない。左右のサスペンションが交互に揺れるような挙動となる。
(※)「アクティブMディファレンシャル」による見方が多いが「DSC」の制御の可能性もあり
・「アクティブMディファレンシャル」とはアクセルオンで遅延なくデフロックを作動させることができる多板クラッチ式のLSDの仕組みを使った電子制御システムである。これは速度、アクセル、左右ホイールの回転速度などをもとに、エンジンの出力を左右のホイールそれぞれで0%ー100%の間でコントロールするもの。

★やはり「M」はサーキット向けのクルマ

・上記の制御はFRで普段からアクセルのオンオフでクルマの向きをかえて走る喜びを感じている人には少し残念な挙動ではあるが、400馬力50トルクを超えるモンスターマシンではそれも納得である。こちらでも書かせてもらったが、やはり「M」はサーキット向けのクルマだといえる。
●BMW M4クーペ(コンペティションパック)エンジン始動音 ※空ぶかしあり

★M240iクーペへの期待

・「アクティブMディファレンシャル」などの装備が「M2」と「M240iクーペ(M235iクーペ)」との大きな差別化になると思われるが、筆者のような一般道のみでFRを楽しみたい人には「M240i(M235i)」はベストチョイスと信じたい。その違いはM240iクーペの納車(2017/4)後にじっくりと検証する。
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