プジョー208GTiの操作系が「ユルい」のは確信犯だった

2018/04/22


プジョーで最もスポーツティなクルマといえばそのルックスとクーペボディを与えられている「RCZ」が筆頭格であるが、次点となると208GTiや308GTiとなるのは間違いない。

これらのクルマを検討したことがある方であればそろそろ「でもなぁ・・」と首をかしげているかもしれないが、
・RCZ(MT)
・208GTi byプジョースポール(MT)
・308GTi(250/270)byプジョースポール(MT)

はすべて左ハンドルでありそのハードルは高いと言わざるを得ない。上記を除くプジョーのMTとなると「208 GTi(MT)」の一択となるが208のキュートなルックスに3ドアハッチバックは少々許容しがたいところ。

そこで、MTではないものの
・5ドアハッチバック
・ディーゼルエンジン(馬力180ps/トルク40.8kg)
・パドルシフト
・スポーツモードでV8エンジン音!?
・第3世代の6AT(アイシン製)

を持ち合わせる「308 GTブルーHDi(6AT)」と「208 GTi(6MT)」の比較レビューを送りたい。
【動画】プジョー208GTi 6500回転エンジン音(ABA-A9C5F03)


★208 GTi(MT)



まず乗り込んで思うのは 「ドアが長い」 ということ。絶対的な長さはそれほどではないにしろ、コンパクトカーとして接してしまうと面食らってしまう。


そのネガティブ要因を払拭してくれたのがまるで「グミ」のように弾力があるシート。サイドサポートもしっかりしているが乗降性に影響はほとんどない。


小径のステアリングは適度にズッシリと手ごたえがあり、その上方に設置されたメーターはプジョーオリジナルアイデアである「New PEUGEOT i-Cockpit」のもので個人的にはとても好印象であった。


走り出そうとするがなかなかクラッチが上がらない。これはかなり軽い、軽すぎる。ここでいう「軽い」とは反力が弱くて、クラッチをつなぐ際に左足の力を抜いてもクラッチが上がってこないということ。
その軽さは 「アバルト124スパイダー」  >  「BMW M240i」  > 「ルノーメガーヌRS」  > 「208GTi」という最弱クラスで、86やS660と同等。もしかしたら今まで乗ったクルマの中で最も軽いかもしれない。
ブレーキやアクセルの方はヒップポイントの高さのせいもあるが、まるで「ピアノのペダル」のように真下に並んでいるためヒール&トゥは非常にやりにくい部類に入る。


気をとりなおして、いつもよりも「つま先から」クラッチを上げるようにして発進。そしてシフトアップする。ここで気づいたのは「上質すぎる」シフトフィール。もはやシフトレバーからはショックという概念は皆無で、悪くいえば伝わる情報が希薄で物足りない。FF横置きエンジンであるこのクルマのシフトはワイヤー式であってダイレクト感がないのは仕方ないが、ヒップポイントが高い分余計にストロークが長くなってしまっている。はじめはそのストロークの長さに慣れずにヤキモキしたが、しばらく走ってからは諦めてゆっくり操作することにした。

すると、、
・ストロークの長いシフトレバー
・同じくストロークが長くて「アソビ」が多いペダル
・回転落ちの鈍いエンジン
・スポーツカーとはいえないレベルのロール量

が絶妙にマッチして、その上質なシフトフィールが際立つこととなった。

このクルマはまさに「新感覚」。おそらくMT初心者がはじめに乗るMT車としてはベストカー。ゆっくり操作しなければならないし、ゆっくり操作してもクルマの挙動がよくわかりドラテクも上達するだろう。





このクラスでこれほどお洒落で高級感があるクルマがあるだろうか


やはりGTiはダテじゃなかった

★308 GTブルーHDi(AT)


308については主に208との違いについて箇条書きで列挙させていただく。

・アルカンターラシートが硬くも柔らかくもなく一体感があって良い。
・小径ステアリングやメーターは208とほぼ同じ(メーターの表示内容は異なる)


・アイシン製の6ATは加速中のシフトアップでもショックは皆無、同じアイシン製でも2015年あたりのNDロードスターのものとは雲泥の出来栄え、シフトダウンでのブリッピング音も「ブオン!」と心地よい。試乗して1番感動したポイントがこれ。
・ブレーキフィールも自然でgood、いきなりスムースに停止が可能。208のような「アソビ」は少ない。
・BMWやマツダのようなステアリングに設置されたパドルシフトに慣れてしまっていたが、この固定式のパドルシフトは存在感があるし、操作もしやすくてとても気に入った。
・シフトレバーでのマニュアルモードの操作は押して「アップ」のためパドルシフトは必須


・猫足は感動的なレベル、キビキビしまくってるのにしなかにダンプをクリアしていく様はまさに猫足。これが508の兄貴だと「ややまったり系」になり208系だと前述したとおりであるため、スポーツカー乗りには308が最もしっくりくる。


・スポーツモードでのV8サウンドは違和感なく受け入れてしまうほど高揚する
・1.6Lディーゼルエンジンで180ps、トルクも40kgオーバーはスポーツカー乗りでも不満はない。


・フロントのLEDデイライトとボテッとしたリアビューが良い


トランク容量420Lはクラストップクラス
・アウディA1:270L
・アウディA3:340L
・ルノー新型メガーヌGT:約350L
・ルノー新型メガーヌスポーツツアラーGT:580L
・ルノールーテシア:300L
・BMW1シリーズ:360L
・メルセデスA180:341L
・VWゴルフ:380L
・VWボロGTI:280L
・MINI:160L
・トヨタパッソ:193L
・レクサスCT:375L


ついでに308SWのほうも軽くご紹介


ルーフレールとスッと伸びた全長のおかげかSWのほうがグッと高級感がある


オプションのパノラミックサンルーフの11万は安すぎる。SWといっても全長4585mm、パノラミックサンルーフはSW専用。
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