新型コペンは50キロ以下限定のスポーツカー(ローブS DBA-LA400K)

2017/11/11


新型コペンといえばハードトップのオープン軽スポーツカーとして唯一無二のクルマであるが、マツダロードスターよりもさらにコンパクトボディにレカロシートとあって室内の狭さはトップクラスである。今回はそんな新型コペンを一般道から高速道路、そして峠道を約300キロドライブした率直な感想をレビューしたい。
※下記はMTとCVTを2台乗ったうえでの レビュー

★動力性能は十分でかなりスポーティ

・ハンドリングは適度にしっとり重く、荷重をかければかなり重くなる。
・排気音は図太いがあくまで軽自動車。低音というよりは中低音といった音域。
・レカロシートのホールド感は抜群
・MTのシフトの位置が少し遠くてマイナスポイント
・MTのクラッチのストロークとつながり位置は微妙だが許容範囲
・MTのギア比は可もなく不可もなく慣れればスムースにシフトチェンジが可能
・CVTのフィーリングは良好だがマニュアルモードで3から2にシフトダウン時に猛烈な違和感がある
・CVTはBMWのようにシフトを横に倒す(MTモードにいれる)とスポーツモードとなりそこからパドルシフトで操作するとマニュアルモードになる
・CVTのマニュアルモードだと減速時のシフトダウンで回転があがりエンブレは一応効くが、CVTの特性上、回転数と車速の関係が変動するため回転のわりに排気が少なくなることが多い(?)せいか排気音よりも「シューーンン」というエンジン音が勝りスポーティ感が損なわれてしまう。それためSモードの非マニュアルモードがベストセッティングである。

★乗り心地は初代コペン同様に劣悪で身長170cmを超えるとオープンも厳しい

・NDロードスターよりさらに1.5cm低い室内高は身長175cm位でギリギリ
・ハードトップのルーフは常時ギシギシきしむ(ディーラーで用意されたほぼ新車の試乗車では発生しにくいので要注意)
・路面が少しでも悪いと突き上げが強烈に激しい。それはロードスターやシビックタイプR(FD2)の比ではなく、走行距離が10万キロを超えたインテR(DC5)やS2000と同等レベル。
・路面の悪い高速道路でのロングドライブはロードノイズの侵入も合わさってただただ苦行となる(耐えるしかない)
・NDロードスターの手動オープンクローズ動作になれてしまうと停止かつ20秒かかる電動オープンはもどかしい
・心もとない小ぶりのディフレクターのためオープン時の風の巻き込みはかなり多い。筆者が乗ってきたオープンカーの中でもトップクラス。
・オープンで高速だと頭頂部が凍りそうになる(外気温計10度)

★峠道での回頭性の良さは異次元

・全長3395mmとホイールベース2230mmは駆動方式がどうこうの問題ではなく回頭性が良い。
・車重870キロもあいまってMTのエンブレに頼らずとも充分な制動性がある
・CVTのSモード(ATモード)で荷重移動を駆使すれば面白いようにクイクイ曲がる
・ハンドル舵角一定やブレーキを残して曲げる荷重曲げの練習を集中してできる
・↑これはBMW320iMスポーツにも86にもロードスターにもない新感覚

★総評

二台目になって剛性が上がったと言っても軽自動車の領域は全く超えていない。新型コペンを新車で買うなら中古のNCロードスターを強くオススメする。
もしも購入をお考えの方にしつこく言っておくと、ディーラーで決められたコースだけでなく、普段使うことになるコースを法定速度内できるだけスピードを出して、日を変えて複数回試乗してそれでも気にいったらご購入してほしい。












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